ChatGPTを駆使して長文を見事に要約する方法
長文の要約は時間がかかり、疲れる作業。しかもその結果が必ずしも満足のいくものでないこともあります。そこで、AI技術を活用した新しい方法があるとしたら?簡単に要約したい!それがChatGPTを用いた長文要約です。
あなたの時間を節約し、情報を効率的に理解することが可能になります。
私自身はプログラマーでもあり、お手伝いでChatGPTを使い倒しています。メリットもあればデメリットもあります。
ここでは、長文の要約についての解説をしますが。AIはものすごいスピードで進化し続けています。たった半年でも。
これからも変化し続けるのでここでは【2023年7月現在】の解説をします。
随時、変化があれば更新します。
プロンプトとは、ChatGPTに指示や要求を伝えるための短い文章やフレーズのことを指します。具体的にはChatGPTに、どのような文章を生成してほしいのかを明確に示す文章です。効果的なプロンプトを作成することで、ChatGPTはより適切な結果を出力することが期待できます。そのため、明確で簡潔な指示を含めたプロンプトを作成することが、ChatGPTの性能を最大限に引き出すためのポイントとなります。
🔽プロンプトについての詳しい説明は下をクリック🔽
ChatGPTを使って情報を整理したり、長文を要約したりする時、注意しなければならない制約事項があります。それが「トークン」という概念です。簡単に言うと文字数のことです。これを「トークン」と呼びます。
ChatGPTには一度に処理できるトークンの数に制限があります。日本語におけるこの制限は、約2700文字に相当します。ただし、この文字数はトークン計算されるもので、日本語で何文字とは言えないので参考までにしてください。言い換えれば、ChatGPTに一度に入力できる日本語の文字数は、この範囲内である必要があります。これは大変重要なポイントで、特に長い文章を一度に入力しようとすると、このトークン制限により入力が許可されない場合があります。
このトークン制限は、英語においても同様に存在しますが、その制限範囲は日本語とは異なります。英語の場合、日本語の倍程度を一度に処理することが可能です。英語もトークンで計算されるので一概には何文字とは言えないので参考までに。
英語に変換してプロンプトを入力する選択肢もある事も知っておきましょう。
では、要約して欲しい文章をコピペして要約してみましょう。「下記の文章を要約してください」のような文面でChatGPTは理解します。
要約したら、自分の求めている答えかを確認し、望む答えでなければプロンプトを変更して、質問を繰り返してみましょう。
ChatGPTは、常に同じ答えを返してくるとは限りません。同じ質問を繰り返し、違う答えが得られる事を知っておきましょう。
また、ChatGPTは文章の背景も理解しようとします。このことをコンテキストと言います。状況に応じて背景(コンテキスト)を追加、変更することで求める答えが変わることも知っておきましょう。
文章を要約するプロンプトの例は下記に紹介します。
下記のテキストを要約してください。 コンテキスト:外は寒い状況だった ### ≪ここに文章≫ ###
コンテキストは無くてもかまいませんが、状況に応じて「コンテキスト」「要求」等と変更してアレンジすることも可能です。
命令文と要約して欲しい内容を分けて、ChatGPTが理解しやすいようにすることがポイントです。
長文を要約しようとしても、超長文はエラーが出て不可能です。ここからやり方を説明します。
単純に文章を分割して要約させます。実践してみた感想は「話は繋がる」「悪くない」結果でした。
長文を要約する際には、今ならまず文章を5,000文字程度ずつに分割ましょう。ポイントはキリの良いところが望ましいかと思います。
その分割した文章をChatGPTに入力して要約させましょう。1ブロックずつ順番に進めましょう。
1ブロックずつ要約文章が完成したら、メモ帳などに貼り付けていきましょう。
要約⇔貼り付けを繰り替えします。
それぞれに生成された要約文を繋げていくことで、全体の要約を完成することができます。
それぞれの要約を繋げたら、全体の文章を確認しましょう。
ChatGPTが文章の内容を間違って捉えた結果、望まない内容を出力することがありますので、その場合は回答を自身で編集するか、背景を付け加えるなどプロンプトを変更して望む文章になるまで繰り返します。
プラグインとは、コンピューターのプログラムやウェブブラウザに新たな機能を追加するためのツールのことです。
ChaGPTにそなわっているプラグインを使って長文を要約する方法を紹介しますが、ChatGPTのプラグインを使うには、月20ドルのサブスクリプションに加入する必要があります。加入している事が前提で説明します。
プラグインの「AskYourPDF」を使い、要約します。
プラグインはものすごいスピードで増えていますが、今現在、確認しても「AskYourPDF」が妥当でした。
- まず、長文をWordなどを使い、名前を付けて保存する時にファイルの種類をPDFで保存してください。
- ChatGPTを開き、AskYourPDFのプラグインをインストールしてください。
- 新しくNew chatを選択し、プラグインのAskYourPDFにチェックを入れ使えるようにします。
- プロンプトに「ASKyourPDFの使い方教えて。アップロード先も教えて。」と入力します。
- ChatGPTの返答に、手動で「こちら」にアップロードするようリンクが貼られますので、そちらを選択してください。
- 開いた先に、さき程作ったPDFファイルをアップロードします。
- doc_id:が生成されるので、doc_id:からコピーを取りプロンプトに貼り付け下記のように指示してください。
例:「doc_id: d7d0d1bc-ee3a-42ac-ba6e-d0f6e61○○○○の内容を要約して。」
※注意点として、アップロード後に上記のやり方で、何かの処理をしようとしてもPDF上手く読みだせないことがあります。これは避けようがありませんので、このようなものだと思って使ってください。
▼ログインできたら、下記の青い部分にPDFをドラッグ&ドロップしてください。
▼ドラッグしたらiDが生成されるので、コピーを取ってください。ChatGPTに戻ってこのIDを貼り付け、続けて「の内容を要約して。」と入力してみましょう。
この方法であれば、ChatGPTに長文を一括で理解させることが出来ます。
ポイントとしては、PDFの中身は「文字だけ」にしてください。「表」が入っていると全く関係ない文章を出力してきました。
文字数は、私は確認する限り上限は見えませんが、日本語で10,000文字は読み込めました。どこまでできるかお試しあれ!
要約された文章が完成したら、元の文章のニュアンスやポイントが正確に伝わっているかよく確認しましょう。文章を編集しなくても良い場合もありますが、やっぱり人間ではありませんので完璧な文章にはなりません。一文章の文末が「〜でした。」で終わる事が連続がある場合、文書は幼稚になりますよね。そういうところは人間の手で直さなければいけない場合があります。
プロンプトの使い方によって、返答してくる答えが変わります。
ChatGPTは役に立たないと言われる方がいると聞くことはありましたが、それはプロンプトの使い方が適切ではないからです。違うプロンプトを試すことによって答えは変わり、望む答えが出力されるので、とにかく試しましょう。
プロンプトを試行錯誤してコツを掴みましょう。
ハルシネーションとは、真実ではないことを真実のように出力すること。
ChatGPTを活用した長文要約は、情報収集や知識の整理に非常に役立ちます。ただし、注意点として以下のポイントを忘れずに把握しておきましょう。
ハルシネーションに注意!
ChatGPTは本当ではない情報をあたかも真実のように出力することがあります。その文章は表現がまるで本物かのように表現しますので、読者はそれを真実と思い込んでしまうことがあるでしょう。よく確認しないと騙されるかもしれません。要約に限らず、出力結果はしっかり裏付けを行い、情報の正確性を確保しましょう。
長文要約と同様に、文章などの作成も一つのスキルです。
ChatGPTが登場して、情報処理能力が向上しています。ですが、AIは完璧ではないのでAIに全て任せれるかといったら。それはできません。
そこには、自分のスキルがあってプラス、AIを使うことで初めて更なる技術の向上を見ることができます。
私自身の例で言えば、私はプログラミングをします。簡単なコードなら作らせたら早い。感動しかない。他は、気付かないコーディングミスが分かる等。メリットだけ使えば、超絶便利です。
あなたの得意は何でしょう。プログラミング、文章作成、データ整理?そのスキルをアップさせてこのChatGPTを使ってみたら新たな目標が見えるかもしれません。
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